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■肥満そのものが老化を促進し、病気の原因をつくる!

ダイエットの目的は、人それぞれです。若い人なら「美しく見られたい」といった目的で行う人が多いのですが、中高年では、適正な体重に戻すことで、糖尿病や高脂血症などの生活習慣病を予防することが大きな目的となっているようです。中年太りは、加齢によって筋肉が減り、基礎代謝(安静時の消費エネルギー量)が落ちるために起こります。また、インスリン(血糖値をコントロールするホルモン)やレプチン(食欲をコントロールするホルモン)の働きが鈍くなることも肥満を助長します。それよりも覚えておいてほしいのは、年齢に関係なく、肥満そのものが老化を促進し、病気の原因をつくるということです。とくに内臓脂肪は、たまっているだけで血栓をつくったり、血圧を上げたりする物質をつくり出すなど、生活習慣病の下地となるので注意が必要です。

■食べないだけのダイエットは逆効果。きちんと食べて、きちんと痩せよう!

ダイエットで体重のコントロールは大切なことです。しかし、ダイエットの最終目標は、体重を減らして健康になることです。極端なダイエットをしたり、誤ったダイエットを行うと、必要な栄養素が不足して、かえって健康を損なうことがあります。ダイエットの基本は「食事制限」と「適度な運動」です。食事で摂るエネルギー量を減らして、運動で使うエネルギー量を増やすことがダイエットの基本なのです。でも無理は禁物。食事制限を極端に行うと、筋肉や骨、血液などをつくるために必要な栄養が不足して栄養失調状態になります。また、ふだん運動をしていない人が、いきなり激しい運動をすると、筋肉や関節を痛めたりして、体に負担をかけることになってしまいます。まずは、日常の食生活や運動習慣を見直して、少しずつ自分の体重をコントロールするようにしましょう。

■ダイエット5箇条

@カロリー制限中には、ビタミンB2を積極的に摂ろう!

ビタミンB2は脂肪の燃焼を助ける働きをするので、不足しないようにしっかりと摂りましょう。

●ビタミンB2を含む食品ベスト10 (100mg中)
豚レバー………………………………………3.60mg
牛レバー………………………………………3.00mg
干しシイタケ(中サイズ約33枚)………1.40mg
アーモンド(約67粒)……………………0.92mg
うなぎ蒲焼(1串)…………………………0.74mg
うずら卵(6〜7個)………………………0.72mg
ズワイガニ(約1/3杯)…………………0.60mg
納豆(50g入り2パック)………………0.56mg
カマンベールチーズ…………………………0.48mg
牛乳……………………………………………0.15mg

A早食いは肥満のもと、ゆっくりかんで過食を防止しよう!

時間をかけて、ゆっくりと何度もかむと、満腹中枢が刺激され、満腹感を感じやすくなります。

●早食い防止のポイント
(1)飲み込む前に20〜30回以上かむ
(2)食べ物を水分と一緒に流し込まない
(3)歯ごたえのある食材を意識して選ぶ
(4)少しずつ口にいれて食べる
(5)一口ごとに箸を置く

Bスパイスの脂肪燃焼パワーを活用しよう!

唐辛子のカプサイシンやコショウのピペリンといった成分は交感神経を刺激し、脂肪燃焼を促進します。

●スパイスアラカルト
◎唐辛子の「カプサイシン」………脂肪燃焼効果のほか、血液の循環や発汗も促進
◎コショウの「ピペリン」…………舌を刺激して交感神経が反応し代謝を亢進
◎フェンネル(ハーブ)……………消化を促進し、脂肪燃焼効果も持つ。別名ダイエットハーブ

C肥満は夜つくられる。夕食は軽く早めに、夜食は絶対に禁物!

夜遅く食べたものは脂肪として蓄えられてしまいます。就寝は、最低でも食後2時間くらいたってから。

●夜食に手を伸ばさないための工夫
◎食べ物をすぐ手の届く所に置かない
◎食後の歯磨きで食べ納めに
◎軽くストレッチングをして体をほぐす

D適度な運動で体脂肪をカットしよう!

1回の運動時間が短くても1日の合計が長くなれば、それだけダイエット効果が期待できます。

●ダイエットに及ぼす運動の効果
◎筋肉がついて基礎代謝が上がり、太りにくくなる
◎肥満を招くホルモン、インスリンの働きが正常になる
◎食欲をコントロールするレプチンの働きが正常になる
◎内臓脂肪がとれやすくなる
◎ストレスを解消する